流体解析のあれこれ

流体解析をこよなく愛する有限体積法の信者によるブログ

Taylor et al. (1981)のベンドを有する矩形ダクト内流れ

Taylor et al. (1981)1)は90°のベンドを有する矩形ダクト内の層流および乱流流れの測定を行っている.90°のベンドを有するため,境界適合格子や非構造格子を用いた流体解析の検証問題に用いることができる.乱流流れの測定も行っていることから,これらの格子上におけるReynolds-Averaged Navier-Stokes (RANS)やLarge Eddy Simulation (LES)に基づく乱流流れの計算の検証にも用いることができる.

1) Taylor, A. M. K. P. et al., Measurements of Laminar and Turbulent Flow in a Curved Duct With Thin Inlet Boundary Layers, NASA Contractor Report 3367 (1981)