流体解析のあれこれ

流体解析をこよなく愛する有限体積法の信者によるブログ

Durst and Loy (1985)の急縮小を伴う円管内における層流流れの実験

Durst and Loy (1985)は種々のReynolds数に対して円管内における急縮小を伴う層流流れの詳細な実験データを提供している.特に急縮小前後における流れ場として軸方向速度成分の測定値が提供されている.なお,流入境界条件には円管内発達した層流流れの解析解であるハーゲンポアズイユ流れの分布を与えるのが妥当であると考える.

1) Durst, F. and Loy, T., Investigations of laminar flow in a pipe with sudden contraction of cross sectional area, Computers & Fluids, 13(1), 15-36 (1985)