ParaViewによる可視化(1)
ひと昔前までは流体解析の結果を可視化するために,有償の可視化ソフトウェアを購入していた.最近ではもっぱら無償の可視化ソフトウェアであるParaViewを使わせていただいている.これはParaViewが有償の可視化ソフトウェアと比較して十分な機能を有し,遜色ないくらい軽快に動作するためである.有限体積法でいうところの構造格子に加えて,非構造格子上のデータも可視化することができる.そのため,「うまく使えば」研究や開発用途にも十分に耐えうると思われる.ここで,「うまく使えば」とは,
である.実際,著者はこれらをクリアすることで,数億点の解像度を有するデータの可視化まで成功している.なお,今となってはかなり古いが,グラフィックカードにはNVIDIA(R)のQuadro(R)のP5000を用いている.次回はデータファイルのファイルフォーマットについて詳しく書こうと思う.